バハカォン店内写真 トゥカーノ リングイッサ カウンター

 8月16日am11:00。この日は建築学科チームが動けなかったため、ホールマネージャのカマシと2人で午前中からみなとみらいのセキチューへ。前日に上部が固定できなかったキャビネットのパネルを固定するための、柱と梁の部材を購入。例によって、レンタル・トラックでバハカォンへ。店の広さ的にまとめ買いできないのがつらいところ。
バハカォンで部材を降ろしてトラックを返却してから早速作業へ。キャビネット裏の壁の中の柱に2×4の角材を据え付け、キャビネット用のパネルを梁でがっちり固定。パネルに体当たりしてもビクともしない頑健さに一安心。
 その後、キッチン入り口に遮光のためのパネルと、フロアのコンセント周りの棚を取り付けたところで、前日のモルタル・スロープの仕上げに建築学生チームのカオルンとOBのムギが登場。前日塗ったモルタルよりも白っぽい仕上げ用モルタルで最終仕上げ。スロープ脇には製作者のカオルンの愛するロシア・アニメのチェブラーシカのシルエットがこっそりと刻印。こういうマーキングってなんだか動物っぽくて好き。
 この日もムギが初登場だったんだけど、作業を聞き付けてホントに毎日色んな人達が続々と駆け付けてくれて本当に感謝。
 続いて8月17日am10:00。この日も前日に引き続きホールマネージャのカマシと2人での作業。この日は補強の完了したキャビネットへの扉の取り付け作業とベンチ制作。はじめにバハカォンで待ち合わせキャビネットとベンチスペースを採寸した後、例によってみなとみらいのセキチューにて材料の買出し。採寸したサイズに木材をカットして貰った後、これまた例によってレンタルトラックでバハカォンへ。
 荷物を降ろして作業に取り掛かったところで、大トラブル。キャビネットの棚の扉の採寸ミスで、扉が閉まらないコトが、取り付けたところで発覚。素人仕事恐るべし。取り付けた扉を一度外し、せっかくキレイにカットして貰ったOSBボードをジグソーでサイズ調整。おかげで扉の下端はガタガタ。ドンマイ。
 ちなみにベンチ制作は実にスムーズ。お馴染みの2×4の木材で頑健なベンチがあっという間に完成。この日は午後早めに作業を終えて、夜はネギーニョ・ダ・ベイジャフロールのライブへ。こういう息抜きは必要です。

 8月13日am11:00。この日はmocidade vagabundaのライブにも出たサエボンと合流して材料の買出しへ。前日にみなとみらいのワールドポータ−スで発見したフロア・カウンター用のガラスブロックを大量購入しに行ったんだけど、ブロックを詰めた紙袋のあまりの重さに店員さんに「コレみんなどうやって持って帰ってるんですか?」って聞いたところ、「こんなに買った人はいません」との答え。ギリギリの緊張感で保たれた紙袋を抱えてクルマに積み込むと、次は同じみなとみらいのホームセンター・セキチューへ。ココでは、カウンター裏キャビネットの土台になる材料をカット。大量の木材をワゴンに積み込むと、アタマに突き刺さりそうな木材をかいくぐりながらシートに座り、そのままバハカォンへ。
 pm16:00。今度は作業に中学・高校時代の後輩のアツシが仕事帰りに合流。フロア・カウンターは、ガラスブロックを嵌め込むのにほんの数ミリ足りなかったため、一度壁から外してジグソーとヤスリで微妙なサイズ調整。ブロックを据え付ける台もカウンターの内側に取り付け、約3時間の作業で無事に完成。今はまだガラス面だけだけど、下側にライトを埋め込んで発光させる予定です。想像するだけで、めちゃめちゃ楽しみ。
 日々たくさんの人達に力を貸して貰いながら、少しずつ完成に近づいてるコトを実感。最近「オープンはいつ?」なんて質問を良く受けますが、現状ではボクらにもまだ先が読めません(苦笑)。確定次第、HPやフライヤーを用意するので、もう少しだけお待ちください!

 8月15日am9:30。壁に張り巡らしたOSBボードの塗装の打ち合せのためにバハカォンでキャシィと待ち合わせてたんだけど、キャシィから寝坊の連絡が入ったためそのまま桜木町へ。
 この日は店舗に残ってたトイレ部分の区画の床面が15cm上がってたので、コンクリートでスロープを制作するために、建築学生チームからカオルンが参戦。桜木町でカオルンと待ち合わせた後、例によってセキチューに向かい、モルタル25kg、モルタルを捏ねるバット代わりの段ボール、ブルーシート、スコップなどを次々に購入。途中、キャシィも合流し、そのままレンタル・トラックでバハカォンへ。
 バハカォンに着くと、建築学生チームのタモンくん、しょうちゃんが待機。この日の作業はコンクリート・スロープ打設以外に、キャビネット用のキューブを据え付ける巨大な壁を立てる作業を予定してたので、長身の2人の合流はかなり心強い。
バハカォンに入るとさっそくスロープ制作へ。スロープは前の店舗の壁に張り付いてたレンガ・タイルをひとつひとつモルタルを使って階段状に積み上げた後、上からモルタルを塗ってスロープに仕上げる工程。段ボールにブルーシートを張って即席バットを作成すると、カオルンがモルタルの袋を開け、水を混ぜながら捏ねはじめたんだけど、さすがにコンクリートでテーブルやカヌーを制作したことがあるだけに、手際が良くて頼もしい感じ。スムースにスロープ作業が進んでることを見届けると、いよいよこの日のクライマックス、キャビネット用のパネルの立ち上げ作業へ。OSBボード、石膏ボード、ベニア板の3層構造のパネルは尋常じゃない重さ。5人がかりでやっと立ち上げると、ゴツい金具で壁裏の柱に固定。そしてパネル上部を天井に固定しようとした時にトラブル発生。すっかり木製だと思い込んでた天井が石膏ボード製で全然固定できず、片側だけ固定されたパネルは逆側の上部がぐらぐら。思い込みって恐いです。
 というワケで、パネル逆側の固定は翌日作業に切り替え、棚部分を配置したところでこの日の作業は終了。エアコンの効かない真夏の地下室での7時間に及ぶ作業で全員本気で汗だく。ホントにおつかれ様でした。


 8月11日pm22:00。日中の作業を終えて焼肉を食べた後、再度バハカォンに寄ってタケモトさんと合流。タケモトさんはキッチン・マネージャのソエジの元同僚で、店舗クリーニングのスペシャリスト。漆喰や各種ボンド類でガビガビになったバハカォンの床と、前店舗の残置物だったエアコンのクリーニングをお願い出来るコトになったので、今日はその下見です。初対面だったんだけど、カラっとした安心感のある職人肌の兄貴でした。忙しい仕事の合間に寄ってくれたんだけど、なんと仕事で3日間寝てないとのこと。ホント感謝です。
 そして翌日は午前中だけ時間の空いたオオクボくんとバハカォンで待ち合わせ、前日作成したキャビネットのキューブを固定するためのバーカンとキッチンの間の間仕切り壁を制作。消防関係のルールで、キッチン側に耐火石膏ボードを張り込んだおかげで、この壁がめちゃめちゃ重い。男3人がかりでやっと持ち上がる重さのこの壁体。ちゃんと所定の位置に固定できるのかかなり心配。うーむ。
 ちなみに、この日の午後、映画観たりしながらブラブラしていたワールドポータースでフロア・カウンターの上面にぴったりハマりそうなガラス・ブロックを発見。想定してたアクリル板は、コストとか強度とか施工に色々問題があってずっと頭を悩ませてたんだけど、このガラス・ブロックにピンと来て1個だけ購入。帰りにバハカォンに寄って合わせて見ると、コレ以上無いぐらいのジャスト・サイズ。写真をオオクボくん&キャシィに送って、フロア・カウンターの素材が確定。早速明日大量購入します。

 8月11日am10:00。午前中にキッチン・マネージャのソエジとみなとみらい地区のホームセンター・セキチューで待ち合わせ。8日の夕方にオオクボくん&キャシィと打ち合わせたカウンター裏のキャビネットのデザインに沿って、OSBボードとランバーコアをカット依頼。はじめて木材カット・サービスを利用したけど、めちゃめちゃ安くてビックリ。こんなコトならはじめからカット・サービス利用しとけば良かった。なんて後悔もしてみたり。ちなみに、キャビネットは奥行きの違うキューブが少しずつズレながら雑に積み重なった感じのデザイン。というワケでキューブ用にカットして貰った材料と、キューブを支えるための構造用の2×4木材を大量購入。例によってセキチューでトラックを無料レンタルしてバハカォンへ。
 材料を2人掛かりで運び込んだ後は、亜熱帯地獄と化したバハカォン内で木ネジと木工用ボンドを使って淡々とキューブ制作。約3時間で作ったキューブは16個。4×4で積み重ねた見た目は圧巻の大迫力。コレがキャビネットとして組み上がるのを想像すると、めちゃめちゃ楽しみです。
 この日は、キャビネット制作以外に壁に張り巡らせたOSBボードの塗装のテストのためにサンプル用のニスを数色購入してOSBボードの端材に塗布してみたけど、ピンと来る仕上がりはナシ。うーむ。どんな仕上げにするか悩むところ。
 ちなみに、バハカォンは席数は規定より少ないものの、集合住宅の地下物件なので、店舗を開くためには、消防署の講習を受けた防火管理責任者が必要なコトが発覚。というワケで、8月上旬、ホール・マネージャのカマシ・ド・カヴァコが午前中から2日間の講習に通って、無事に防火管理責任者の修了証をゲット。ただ、消防法でかなり細かくルールがあるみたいでバハカォンが消防署に使用開始届けを受理してもらうには、今のキッチンに換気扇フードが必要とのこと。換気扇フードについてはノーケアだったため、自営で厨房関係の仕事をしてる同級生のマサルに早速相談。9日には金属加工をしてる会社を紹介して貰って、スグに見積もりを依頼。ホント頼りになります。

 8月7日。バハカォン内装工事はこの日はオオクボ隊長と大学の研究室の後輩のノブシュの2人。夕方19時にバハカォンに到着した頃には漆喰を塗った全ての壁の下半分に貼るOSBボードが切り出されてました。エアコンの効かない店内での作業はサウナに匹敵するハズ。本当に感謝。ちなみに真っ白な漆喰壁とこの日切り出したOSBボードの木目とのコントラストは、瀟洒なギャラリー・テイストがプンプン。さて、バー・ブラジレイロとしてはこのOSBボードをどう仕上げるか悩ましいところ。最終的にどう仕上がるか本当に楽しみ。
 そしてこの日は、20時から我らがシダーヂ・ヂ・オウロ(黄金町)で第3回目の試食会。集まったのは建築会社の代表取締役からギャル音大生までバラエティに富んだ12名。今回はウィークリー・プレート用にキッチン・マネージャのソエジが試行錯誤して生み出したメニューの試食がメインだったんだけど、フードについては量の多さ以外はかなり好評。メニューの完成も近い感じ。さらにこの日の試食会ではホール・マネージャのカマシ・ド・カヴァコの作るドリンクの試飲会も同時開催。バー・ブラジレイロを名乗る以上、カイピリーニャとバチーダ・ヂ・ココの2大人気メニューのレシピへのこだわりは大事。これまでもこの2つのメニューは何度となく試飲を繰り返してバハカォン・レシピを作り続けて来たんだけど、みんなの意見を聞いて最後の微調整の結果、ついにバハカォンのレシピが完成。さらにこの2つのメニューだけじゃなく、バハカォンの随一のスウィート・カクテル、青春のイチゴ味、バチーダ・ヂ・モランゴの試飲も。こっちはこれまで、イチゴ味を生み出す材料の試行錯誤を延々と繰り返しながらも、コレ!って味に出会えずに断念しかかってたんだけど、今回遂にカシャーサにピッタリのイチゴ・ソースをゲット。さすがホール・マネージャー!
 というワケで、今回の試食&試飲会でもたくさんの感想・意見が飛び交い大感謝。フードもドリンクもかなりメニューが固まって来たので、残るは大仕事の店の内装工事。まだまだハードルはたくさんありそうな感じだけど、今出来るのは全力疾走のみ。今年も夏は熱いです。


 2007年8月3日。AM10時。この日はキャシィが大学の課題で多忙だったため、オオクボ君と2人で桜木町で待ち合わせて、巨大ホームセンター・セキチューへ。前日にチョイスしておいた材料をワゴンをガラガラと転がしながら次々と購入した後、セキチューのトラック貸出しサービスを利用して一路バハカォンへ。
 購入したのは、幅20cm弱のフロア・カウンター用のOSBパネルと2×4の木材がメイン。フロア・カウンターは通常は飾り棚としても利用可能な優れモノで、バハカォンの内装ではかなり重要なポイント。これまで漆喰左官作業オンリーだった内装作業もいよいよ木工作業に突入。
 この日は述べ8人の作業チームが集合したので、左官作業と木工作業を手分けして担当。左官作業はシックイン経験者が増えて来たコトもあって実にスムーズ。最後に残っていた一面の壁があっと言う間に完成。クオリティもかなり高め。木工作業も順調に進んで、この日1日だけで、フロア・カウンターのほとんどが完成。残るはディテールと塗装のみ。かなりノッて来た感じ。
 ちなみに、この日の作業中には横浜のエスコーラ・ヂ・サンバ(サンバ団体)と横浜ブラジル音楽祭を主宰するカズーさんもフラっと激励に登場。「作業は一生懸命やっちゃダメ。ゆるくやんないと。」という自由人らしいコメントを残して去って行きました。感謝(笑)。
 そんなこんなで、この日は10時〜19時までほぼ休憩無しでギッチリ作業。作業後は前日に引き続きオリオンビール生。エアコンの効かないハードな地下労働後のビールはいつ飲んでも最高。次回からは壁面の木工作業予定です。



 2007年8月2日AM10時。バハカォン内装作業2日目。この日は午前中にオオクボくん&キャシィと待ち合わせてみなとみらいの巨大ホームセンター・セキチューへ。ちなみに前日の花火大会で泥酔したオオクボくんは、いつもの倍近くムクんだ顔のまま約1時間半遅れて到着。3人で合流した後、翌日から組み始める予定のフロア・カウンターの素材の下見をテキパキと済ませるとそのままバハカォンへ。
 この日の作業も前回の漆喰左官作業の続き。午後からは建築学科卒の現役新人OLがライト・グリーンの渾身の中学ジャージで登場。「シックイン」って新語も誕生し、続々とシックイン希望者が殺到するこの感じ。スゲー熱い。ちなみにこの日に塗った漆喰は約10キロで、2面目の壁まで終了。
 作業後は、バハカォン近くの沖縄料理屋でオリオンビール生。労働の後のビールは最高です。ちなみに次回からはいよいよ木工作業突入です。


 2007年8月1日。横浜の臨港パークで神奈川新聞社主催の花火大会開催され、みなとみらい地区が人混みで溢れかえってる頃、大岡川越しに花火の見える黄金町に集まったメンバーは4名。今回はバハカォン一押しのミュージック・フードのカショーホ・ケンチの試食会。カショーホ・ケンチは簡単に言うとホットドッグのこと。
 ライブ観ながらでもパゴーヂしながらでも簡単に食べれるカショーホ・ケンチは、手軽でお腹いっぱいになるめちゃめちゃナイスなフード。試食会なのでパンや中に入れるソーセージ、上に載せるトッピングを変えたりしてみたんだけど、さすがにカショーホ・ケンチは2つ食べたらお腹いっぱいでギブ。というよりも、今回の件で試食会では絶対に全部食べちゃダメなことが判明。簡単に目の前の食欲に負けちゃう自分達に反省です。
 というワケで、今回の試食フードは写真に載せた2点。マッシュポテトとフライドポテトを載せたヤツと海老グラタンを載せたカショーホ・ケンチ。おまけはクリームグラタンスープ。

 バハカォンの内装作業がようやく始まり、ホッとしたのも束の間、2日後にはバハカォンでサーブする料理の試食会。ハードももちろん大事だけど、もっと重要なのはその中身です。
 特に小さなバハカォンのキッチンでは、たくさんの種類の料理を一度に出すのが難しいコトもあって、ウィークリー・プレートっていう形でブラジルの色んなフードを週変わりで提供したいと考えています。というワケで、まずはキッチンマネージャーのSóejiが創作したウィークリー・プレートを食べて、色んな人に意見を聞かせてもらうための試食会を企画。今回のウィークリー・プレート試食会の参加者は、主に20代のサラリーマン、OL、看護学生、旅人などバラエティに富んだ全7名。さらに7人中5人がブラメシ初体験だったので、好み、味付け、盛り付け、価格などなどスゴく貴重な意見が聞けました。特に盛り付けと食器選びがかなり重要なコトを再認識。それとやっぱりブラ・メシ初体験の人には結構食べにくい食材も多いみたい。ココはひとつキッチン・マネージャのTOKYOアレンジに期待。とにもかくにも平日夜にも関わらず協力してくれたみんなに感謝!それにしても豆サラダはマジで絶品。
 ちなみに、今回の料理は、フェジョン、豆サラダ、牛肉と平目のミラネーザが載ったウィークリー・プレートと、パウミット・サラダ、リングイッサ、ゴイアバーダなどなど。次回はカショーホケンチ(ブラジル風ホットドッグ)の予定!