G.R.B.P.mocidade vagabundaでは、2007年8月からブラジル、サンバ、パゴーヂ、フットボールをキーワードにしたコンセプト・バー「Barracão da Mocidade(青春のバラック)」を横浜関内地区でディレクションすることになりました。
mocidade(青春)の名に負けず店の全てがオール手作りのこの青春型プロジェクトは2007年6月からスタート。
このブログでは、バハカォン・ダ・モシダーヂ開店までのプロセスを順次記録していきます。
このプロジェクトのスタートのきっかけとなったのは、横浜黄金町の特殊飲食店街(俗に言う赤線地帯)再生のための「黄金町プロジェクト」。
かつて違法飲食店や売春宿がひしめき合っていた京浜急行の黄金町から日ノ出町までのガード下の店舗跡地を利用して、資本を掛けずに若者達のネットワークで再生して行こう。という熱いコンセプトで現在進行中のプロジェクトです。
mocidade vagabundaというブロコ(サンバ集団)を立ち上げたばかりのボクらにとって、この黄金町プロジェクトの話は、全ての拠点となるBarracão(※1)を所有するための絶好のチャンス。
しかも、黄金町の特殊飲食店の店舗は、その特殊な用途のために全てが2階建てのメゾネット形式なので、ふつうの家賃程度で借りれるなら、1階でバーをやりながら2階に誰か住んじゃえばいいじゃん。という恐ろしく軽いノリでそのまま赤線地帯へ。
2007年5月。これがこのプロジェクトのスタートでした。
※1:
「Barracão(バハカォン)」とは、直訳ではバラックの建物のコトですが、ブラジルではリオやサンパウロの各地に点在するEscola de Samba(サンバ団体)が所有するカーニバル用の衣装や山車を制作したり、パーティを行ったりするための建物の総称になっていて、元々はサンバのルーツとい言われるカンドンブレ(アフロ・ブラジリアンの宗教)の儀式等を行っていた大きな建物をBarracãoと呼んでいた様です。(ポルトガル語をちゃんと読めないため、wikipediaのポルトガル語版から推測)